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2013年6月30日日曜日

継承

都賀・長藤の地域おこし協力隊員です。
自分達の地域におられる山師の岡崎さんが数日前にイノシシを捕まえたのだけど、これからしばらくバタバタされるそうでして、その前に一度イノシシの焼肉をしようと言ってくださり、今日誘っていただきました。
岡崎さんにはホタルを見に連れて行っていただいたり、山を実際に一緒に歩いて造林のことや山野草のことを教えていただいたり、ジャムの作り方を教わったりと、いろいろなことを教えていただきました。本当にありがとうございます<m(_ _)m>
 

 
 

夕方からの焼肉パーティーに向けて、岡崎さんは早い時間から黙々と準備をしてくださりました。
その誠実な姿にいつも頭が下がる思いです。
岡崎さんがこれからしばらく忙しくなるので、自分は他にも岡崎さんに縁のある美郷町の地域おこし協力隊員もこの機会に是非呼びたいと思い、他の協力隊員も呼んでもいいでしょうかと伺ったところ、「いいよ、誰でも呼んで下さい」と言ってくださいました。


夕方、近所のご家族も合流して、皆でイノシシの焼肉を食べました。
比之宮の協力隊員の内山さんにも来ていただきました。
内山さんはいつも都賀・長藤の地域おこし協力隊員にもいろいろな情報をシェアしてくださり、自分が都賀・長藤に来てまだ間もないときにもいろいろと面倒を見ていただきました。
今は美郷町の野菜と大田市の魚の物々交換をしようという取り組みなどをされており、その様子は先日テレビでも放映されました。その他比之宮では、田んぼの有効活用ということで田んぼを使ってのモロコ(魚)の養殖を行ったり、ポポーを使ってアイスを作ってみようといった試みも行おうとしています。


 
 
 
そして今日は別府地区の協力隊員の段代さんにも来ていただきました。
 
 
 
 
 
 
段代さんは山仕事に非常に興味を持っておられ、実際に伐木やチェーンソーの使い方に関しての深い知識を持っておられます。この美郷町の山林を使って何か出来ればという素晴らしいヴィジョンを持っておられるので、いつか岡崎さんを紹介出来ればと思っていましたが、今日縁の巡り会わせでお二人がお会いすることが出来ました。農業に従事し、田畑の有効活用を行う人材も必要ですが、山林に目を向けて、この美郷町での林業に従事する人材というのも、すごく必要だと思われます。



岡崎さんから継承していただいたことを、これから自分達美郷町の地域おこし協力隊員が生かしていければと思います。


2013年6月29日土曜日

健康と有機の里 柿木村

都賀・長藤の地域おこし協力隊員です。本日は、島根県鹿足群吉賀町柿木村にて開催される「島根田舎ツーリズム県民フォーラム」への参加のため、健康と有機農業の里柿木村へ、都賀・長藤の協力隊員2名、比之宮の協力隊員1名の計3名で行きました。


 
 
 
柿木村と言えば村全体で有機農業に取り組んでおり、食に対しての安心、安全の意識が非常に高く、これからの日本の農業にとってものすごく重要な取り組みをしている村です。無農薬での作物作りに関心の高い自分も、柿木村には以前から関心がありました。
 
 


上の写真は柿木村の大井谷地区にある棚田です。日本の棚田百選のひとつにも選ばれています。
この棚田は、数百年前から一段一段等高線上に築かれた石積みの棚田です。
実際に行ってみるととても壮大な感じがしました。
 
 
こちらは一級河川の高津川です。
川の水が透き通っていてとてもきれいでした。
 
 
 
柿木村に着いた後、ツーリズムのフォーラムが始まるまでに少しの時間があったので、柿木村の道の駅へと立ち寄りました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
 


珍しい品々がたくさん揃っていてとても新鮮な道の駅でした。
 
 
 
 そして時間になり、「島根田舎ツーリズム県民フォーラム」の始まりです。
 
 
 



 
 
 
ツーリズムとは、農山漁村で、地元の人々との交流を通して農林漁業体験やその地域の自然や文化、暮らしなどにふれることです。
普通の観光旅行と違う点は、農業などの体験作業や民泊を通して、地域の人々との交流をより密に行うことが出来るという点です。
柿木村のように有機農業を村全体で取り入れているような地域は、地域そのものの取り組みが非常に分かりやすく、訪ねてくる人のニーズにも答えやすいという長所があります。
 
 
島根県はツーリズムに非常に力を入れている県ですが、それぞれの地域によっての課題はいろいろとあるようです。
ツーリズムというツールが、地域おこしにうまく結びつけるように何か考えてみたいと思います。
 
 
 
 
 
夜は民泊体験をしました。
 
 


とてもすばらしいお宅でした。


 
 

今日同じ場所で民泊をされる方々は、皆農業に精通されており、中には無農薬で38年間米作りをされているという邑南町から来られた方もおられて、いろいろと参考になるお話を聞くことが出来ました。こういった交流も、民泊ならではだと思います。
宿での話は花が咲き、あっという間に時間は過ぎていきました。
 
 

 
 
 
 
 
 
 

2013年6月28日金曜日

イノシシ出現

都賀・長藤の地域おこし協力隊員です。
今日、都賀・長藤地域協議会の農業振興部会で作った大豆畑の大豆が、イノシシに襲われている痕跡がみつかりました。




例年はここの畑はイノシシが出なかったそうですが、今年は早速やられてしまいました。
大豆が噛み千切られています。




ということで、急遽イノシシ対策として電柵を張ることになりました。
まず支柱を等間隔で大豆畑の周りへ、畑を囲むように置いていきます。

 
 
 
そして置いて回った支柱を立てていきます。
 
 
 
 
 
 
支柱を立てたらその支柱へ電気の流れる線を巻きつけて、畑を囲みます。


 
 
 
そして最後にこの機械をセットして完成です。
 
 
 


しばらくはこの電柵を使い、夜には電気を流してイノシシの様子を見ていくことになります。



2013年6月27日木曜日

みさとカレッジ薬草コースでの山歩き

本日は午後よりみさとカレッジにて村上先生による薬草・健康コースが開催され、都賀・長藤の地域おこし協力隊員が2名参加しました。





 
 
 
今日は座学ではなく、実際に山を歩きながら、いろいろな山野草についてのお話をしていただきました。山にたくさん生えているクズの食べ方や、ノカンゾウ、野ブドウやアケビ、松でのお酒の作り方などいろいろなお話がありました。
 
山野草というのはだいたいに、多くの畑の野菜などと違って全体を食べるという感覚ではなく、例えば根は食べられるけどそれ以外は食べられないだとか、葉は食べられるけど根は猛毒だなどといった具合にそれぞれの草によって細かく違うので、山野草を食べる場合にはよく理解してから調理する必要があります。ただ、そんな山野草にも、例えばアザミのように全体を食べられるものもあります。そしてヨモギやクズなどたくさん生えていて、普段はあまり見向きもされない草にもちゃんと栄養がある場合もあったりして面白いです。
 
 
 
 

今日のように実際に山を歩いての学びというのは、実際にみんなで草に触れたり草を食べてみたりといった体験を通しての学びとなり非常に勉強になりました。

2013年6月26日水曜日

シャレオツ旦那


こんにちは!比之宮の小川です。

こちらは村一番の男前。
 元山師の岡崎さん。御年74歳。 彼は蜂の巣取り名人でもあり、炭焼き、野菜作り、米作り、縄アートはもちろん、デジカメ教室にも通うとにかくアクティブで軽やか!
手にもっていらっしゃるのは手作りの鍋敷き。
岡崎さんワールドに吸い込まれた人は さぁ何人いるでしょう。。
こんなに沢山の若い男女のファンを持つ高齢者(この言葉が全然似合わない。。)はあんまりいらっしゃらないかもしれません。いわずもがな私もヽ(*´∀`*)ノ
この日は鮮やかなブルーのシャツに、手作りのネ クタイ。
珍しいクヌギの木のコブと自分で作った木の留め具にヒモを通したもの。
センス良すぎーーー!!!

梅ジャムづくり

都賀・長藤地域に住む岡崎さんという方に、梅ジャムづくりを教わりました。



 
 
 
ジャムづくりは初めてでしたが、岡崎さんご夫妻にいろいろと教えていただき、基本的な部分を学ぶことが出来ました。
 
 
 
 
 
 
岡崎さんには山のことを教えていただいたり、木の切り方やその他、いろいろなことを教えていただいていて、とてもありがたく思っています。
 
自分の住む都賀・長藤地域にこういった技術を継承してくださる方がおられることが、とてもありがたく思います。

 

 


2013年6月25日火曜日

これからの農業を考える集い

日本は今、TPPの導入はどうなのかという議論で国民は大きく揺れていますね。TPPが導入されれば、「農業」という分野は従来のものとは大きく意味を変えていきます。
美郷町の地域おこし協力隊員同士で行っている「これからの農業を考える集い」では、そういったTPP導入により日本の農業が衰退してしまわないように「安心・安全な作物作り」という基本を大事にすることこそこれからの時代に評価される農業だと考えています。
今日は美郷町の別府地区で行われた「これからの農業を考える集い」に参加しました。




自然農による大豆の植え付けをやりました。(↑)刈った草を、ウネにかぶせています。


 
 
 
↑の写真は里芋です。無事に育てばと思います。
 
 
自分は、究極的な地域おこしとは、その地域での農業・林業などに関しての明確なビジョンに「気付くこと」だと感じています。根本となっているそれぞれの地域の耕作放棄地などの土地の有効活用こそが、真の地域おこしだと思っています。美郷町の資源を生かせる方法があればと思います。


こんにちは!比之宮の小川です。

今回は視察レポートです。
この日は、地元のご一家とホンモロコ先進地の視察に行ってきました。

(私たちは視察には必ず住民の方をお誘いしています。経験を分かち合って一緒にあーだこーだ言う、ということが大事だと思っているからです。)
場所は、江津市桜江町。地元の建設業さんのホンモロコを地元の人に食べてもらおうという企画に、公民館と食生活改善委員会が協力して開催したイベントです。

色々参考になりましたが、大きな『ふむ!!』が3つ。
 ①民間と公共機関がこうやって手を繋げるのか!!
② モロコは冒険家!!
③モロコ養殖の設備を整えるだけで、なんかカワイイ空間になる!!


①民間と公共機関がこうやって手を繋げるのか!!
→普通、民間が公共の施設でお金をとってイベントを開催するのは難しいのですが、今回は、民間の「 モロコを地域の特産品にしたい」と公民館の「ふるさとを知る事業」が「新しい公共」というくくりでマッチしたから、とのこと。

② モロコは冒険家!!
→水面から10cmの高さにある注ぎ口からなんとモロコはジャンプして水に逆らって脱走するそうです。平和なところに住んでればいいものを、、あえて冒険するやつなのですね。
③モロコ養殖の設備を整えるだけで、なんかカワイイ空間になる!!
→もう心をわし掴みにされました。んにゃーんこりゃ楽しすぎる!!ヽ(*´∀`*)ノ
老若男女がモロコについて学んだ後は
お料理タイム!おじいさんたちが割烹着やら女物のエプロンつけておばさんたちに指導されていたのがなんとも素敵な風景でした♥
 南蛮漬けと
 
唐揚げにして
茶飯でいただきました!モロコは、少し苦め。どうやったら甘いモロコになるかはこれから要調査です。ちなみにこの茶飯、ふわふわのご飯に、塩味がお茶の香りに乗って
絶品でした。これ作ってみたいなー

  最後に、この集落についての感想ですが、お年寄りから親子から色んな世代がこのイベントに参加しているところが特にすばらしかったです。普通に生活していたら若い人にとっては公民館はあまり用がないし、なかなか世代の違うグループが交わることって田舎でもナイですからね。こうやって民間、住民(しかも子どもからお年寄りまで)、役場のやりたいことのパズルがうまく組み合わさる事業は、地域の血流を良くする媒介になるのかなーと思いました。

2013年6月24日月曜日

みちくさ日和

今朝、都賀・長藤事務所にて都賀・長藤の地域おこし協力隊員同士での会議を行っている際に、美郷町観光協会の地域おこし協力隊員の山本友紀ちゃんが教えてくれた、今夜大田市で行われる「みちくさ日和」の会議が、なんだか重要そうだし地域おこしとして面白そうだという話になって、夜に都賀・長藤の地域おこし協力隊員メンバーで大田市まで出掛けて「みちくさ日和」の会議に参加しました。


 
 
この会議「みちくさ日和」の主旨を簡単に言うと、地域にいるなにかすごい技を持った人を探して、その人の技術や知恵を継承する場(ワークショップなど)を開催することで、地域の方々に、学びの場と、逆に技術を持った方にとっても伝える場も提供する仕組みづくりをしようというものです。自分はこの発想は面白いと感じました。
 
 
 

 
 
 
そして、そういう技を持った人というのは実は地域おこし協力隊員の中にもいるのでは、ということです。例えば自分は活動のひとつとして、別府地域での「これからの農業を考える集い」に参加していますが、そこにいる別府の地域おこし協力隊員の深見さんは自然農などにとても詳しいし、同じく別府にいる地域おこし協力隊員の段代さんは、山のことにとても詳しく、チェーンソーを使うことや伐木など山に関することをいろいろと理解されています。こういった知識や技術を新しい何かに繋げていくことはとても重要だと思います。
「これから日和」の今後の展開に注目しています。
 
 







2013年6月23日日曜日

比之宮での田植え

都賀・長藤の地域おこし協力隊員です。
今年は都賀の方の田をお借りして米作りを始めましたが、最後に比之宮の田を1枚お借りして、田植えをさせていただきました。


 
 
 
植え付けた苗の成長が楽しみです。

2013年6月22日土曜日

都賀・長藤地域協議会の農業振興部会による大豆畑の管理

長く降り続いた雨もいったん止み、今日は少しの晴れ間が見えました。
午前8時より、都賀・長藤地域協議会の農業振興部で植え付けた大豆畑の管理を行いました。





 
 
 
大豆は全体的にわりと順調に育っています。ウネとウネの間の除草作業は管理機等で出来ますが、大豆と大豆の間は幅が狭く、ヘタに除草に管理機や草刈り機などを用いると、大豆そのものを痛めてしまう危険があるために、↓の写真のように大豆と大豆の間に残った雑草を、地道に抜いていきます。


 
 
 
終わってみると、とてもきれいになりました。

 
 
 
 
 
 
こちらはコンニャク芋の芽です。
 
 


このコンニャク芋も、農業振興部会で植え付けをやりました。
コンニャク芋は、収穫できるまでには最低3年はかかると言われているので収穫はまだまだ先ですが、無事に育ってくれればと思います。