さて、田舎の人は本当によく草を刈ります。
そこまでしなくても・・・というぐらい綺麗に刈ります。
お陰で里山の景色はとても綺麗です!
さて、すこーし前にここに書くか書かないか悩んだ、
「草を刈る理由」について
今回は自分の立場で書いてみました。
地域おこし協力隊の業務に、生活支援として、草刈りがあります。
「草を刈るヤンキー」
過去、草刈りや生活支援に特化してしまった
地域おこし協力隊の在り方に多くの批判が目立ちました。
それを見てかどうかは分かりませんが、県内外の多くの協力隊は
今は生活支援という名目では、草をほぼ刈りません。
しかしながら、ここ比之宮で、制度導入当初から協力隊は草刈りをしてきました。
その結果、地域の信頼を得て、何か新しいコトを始めるときに、
地域の人々の協力を得られたからこそ今がある。
紛れもなく草刈りのお陰だったと思います。
今の僕たち協力隊が、ここで大きな顔で活動できるのは、
1期生からの方々が、草を刈り、地道に活動し、地域に溶け込んできたが為、
「協力隊でーす」と言えば、すぐに、地域の方々からの応援を戴けてしまうのです。
1期生からの方々が、草を刈り、地道に活動し、地域に溶け込んできたが為、
「協力隊でーす」と言えば、すぐに、地域の方々からの応援を戴けてしまうのです。
ただ、その一方で、草刈り等の作業依頼が増え続け、それ以外の活動が
疎かになる。という現実もあります。
疎かになる。という現実もあります。
高齢化率は高まる一方。去年は草刈りを何とか自分でやっていたが、
今年はもう無理だ。そんな声をよく耳にします。
これからますます草刈りの依頼は増えていくように思います。
今年はもう無理だ。そんな声をよく耳にします。
これからますます草刈りの依頼は増えていくように思います。
僕が協力隊としてここに来た当初から草刈りの業務はありました。
草刈りそのものは嫌いではないし、刈った後は達成感あるし、特に
何も思うことなく、ただただ業務としてこなしていました。
草刈りそのものは嫌いではないし、刈った後は達成感あるし、特に
何も思うことなく、ただただ業務としてこなしていました。
しかしあるときから、少し思うことがあります。
草刈りはしわい。年寄りには無理だ。だから刈って欲しい。
気持ちはとてもわかりますし、本当だと思います。
気持ちはとてもわかりますし、本当だと思います。
ですが、「草刈りはしんどい。」これを言い続けた結果、
草を刈ってくれる人がいなくなった今があるような気がします。
(もちろん、それだけがすべての理由じゃないのは十二分に分かっています。)
草を刈ってくれる人がいなくなった今があるような気がします。
(もちろん、それだけがすべての理由じゃないのは十二分に分かっています。)
小さい時から、草刈りはしわいしわい。そう洗脳された子供たちは、
この里山を、出て行く選択肢を一度や二度、いや、真剣に考えてしまうと思います。
この里山を、出て行く選択肢を一度や二度、いや、真剣に考えてしまうと思います。
僕も心の中では草刈りしんどいなー。と思っても、口には絶対出さないようにしています。
しんどいはしんどいけど、都会にも同じようなしんどさはいくらでもあるからです。
まるで「田舎は都会よりしんどい」を強調しているかのような言い方は好きになれません。
だから、僕は草刈りをお願いされても、体が足る限りは断らないし、
依頼先でも、マイナス思考な意味での「しんどい。」「疲れた。」という
言葉を口にしないようにしています。
依頼先でも、マイナス思考な意味での「しんどい。」「疲れた。」という
言葉を口にしないようにしています。
僕らが気軽に草を刈ることで、"「しんどい」と思わせない"意識改革と言えば
オーバーかもしれませんが、都会から来た若者でも草を刈ることができる。と思わせる。
オーバーかもしれませんが、都会から来た若者でも草を刈ることができる。と思わせる。
もしかしたら、自分の子供達、自分自身にもできるんじゃないか?
やらないといけないんじゃないか?やってみよう!そう思ってくれる人が
少しでも増えて、この山に戻ってきてくれるように動く人が少しでも増えたらいいな。と。
草刈りは、Uターン者が増える一助になる可能性を秘めた大事な活動なのかもしれません。
だって、僕ら協力隊は、”地域おこし”協力隊なのです。
草刈支援隊じゃないんですから。
草刈支援隊じゃないんですから。
地域おこし協力隊は、”協力隊”であって主役ではありません。
地域の人達の本気がなければ、その地域に活気は生まれないと思います。
地域の人達の本気がなければ、その地域に活気は生まれないと思います。
だから、その地域に本気がなければ、草を刈る必要もないと思っています。
だから、僕はお願いしたい。
僕らが草を刈る代わりに、あなたはこの地域で自分に何ができるのか。
これが僕が草を刈る理由のひとつです。
と格好付けて言ってますが、言うほど毎日は草刈ってません(笑)
比之宮は高齢化率が高くても、精神の高齢化率はまだまだ低い。
80歳を超えても草刈り機を振り回せるんですねぇ。。。
80歳を超えても草刈り機を振り回せるんですねぇ。。。
怪我には気を付けて欲しいものです。
「初心者草刈アート もろっ子」
お魚さんですよー。
0 件のコメント:
コメントを投稿